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2014年夏。イギリスの老人ホームで寄り添いながら人生最期の日々を過ごす老夫婦バーニー(マイケル・ケイン)レネ(グレンダ・ジャクソン)。声優とナレーターの諏訪部順一がナレーションを務める予告編では、バーニーがレネを食後の散歩に誘い、車椅子を押して海岸沿いをゆったりと散歩するシーンから始まる。

二人の生活はユーモアに溢れ、荒波を泳ぎ切った後に訪れる凪いだ海のような、ささやかで幸せな日々を送っているように見える。しかし、シーンは変わり、バーニーは海岸でひとり、水平線を見つめ「フランスへ行きたい」と強く願うのだった。

ホームのスタッフから、フランスで行われる、Dデイ(ノルマンディ上陸作戦が実施された日)の記念式典の公認旅行には「残念だけど、もう間に合わない」と言われたバーニー。絶望的な表情をしながらも最愛の妻を気遣い「君を置いて行けない」と肩を落とす。しかし、長年連れ添ったレネは、戦時中に1度目の、そして今回はその70年後に2度目の“はなればなれ”を決意し「でもあなたは、行くべきよ」と力強く背中を押す。バーニーはフランスのノルマンディへ旅立ち、彼が行方不明になったという警察のツイート(#The Great Escaper)をきっかけに世界中で話題になるものの、胸の中にはあの日(Dデイ)の激しく痛ましい風景がフラッシュバックされ、そこには、決して離れないと誓った90歳のバーニーが、どうしてもはなればなれにならなければならなかった理由があった。そして必ず戻ってくると信じる妻の真実の想いとは…。
是非、最後の諏訪部順一のタイトルコールで湧き上がる感情をお楽しみください。

退役軍人との出会い、老人ホームに勤める孫ほど年の離れたスタッフなど、二人を取り巻く人々との心温まる交流を描きながら、愛という絆で結ばれたバーニーとレネの“2度目のはなればなれ”で起こる感動の実話に、笑顔がこぼれ、涙が流れる至福の物語。ムビチケ前売券(カード・オンライン)は、7月26日(金)から発売開始。是非今秋10月の公開にご期待ください!